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乗車の体験を変え ることができる会社だ。

萌子です、アップルは技術経営からデザイン主導の経営に移行することに成功した。
米産業史の中で比較的新しい 動きだった。
アップルが最初というわけではないが、その重要性を決定づけた。
デザインの付加価値が高まる時代背景も追い風になりました。
1980年代半ば以降、電子機器が小型化し、個人のものとして生活に入り込んだ。
その結果、プロ用と違って機能だけでは不十分になり、使い手によりよい体験をもたらすデザインが製品の売れ行きを左右するようになった。
機能と価格のバランスに優れた日本製品が押し寄せたことも転換のきっかけだった。
経営とデザイナーが融合したアップルの経営はその後、グーグルなど他社のモデルになりました。
シリコンバレーには欧州のように、ファッションや家具など芸術や美学を背景にしたデザイン産業の伝統はなかった。
デザイナーの仕事は大衆向け の芸術家の自己表現や工学的な問題解決の水準にとどまっていた。
アップルはジョブズ氏の追放後もIDEOなどデザインコンサルへの発注を続け、デザイナーが活躍する市場をつくった。
アップルの経営にはジョブズ氏不在の時期も含めて、長い時間をかけて欧州のデザイン・美学と米国のものづくり・機能主義の融合を進めた連続性があった。
それがデザイナーのような個性的な人々に自律性を与えて生かしつつ、組織も拡大させるという奇跡を可能にしたのだ。
ジョブズ氏の死後も秘密主義を維持しているのは残念だ。
だがそれによって消費者はアップルの噂話をし続け、関心を絶やさずにいる。
これからアップルは自動運転時代の自動車のデザインを再定義するだろう。
乗車の体験を変え ることができる会社だ。